公務員は住宅ローンが優遇される!?
公務員の方は福利厚生が充実しているため、官舎や家賃補助制度を利用するケースが多いです。
ですが、公務員の方のなかには、マイホームの購入を検討している方もいます。
今回は、公務員は住宅ローン審査で優遇されるのか、住宅ローン審査で落ちるケースや共済住宅ローンのメリット・デメリットについてもご紹介します。
公務員はなぜ住宅ローン審査で優遇される?
公務員は、普通の会社員と比べて住宅ローン審査で優遇されやすいといわれています
その理由のひとつは、公務員は失業リスクが低い点が挙げられます。
民間企業はどんな大企業であっても倒産のリスクはあり、また雇い主の都合で解雇される可能性もあるなど、景気や会社の経済状況に左右されやすく安定しているとは言い難いです。
その点、公務員は自己都合での退職以外に失業のリスクはほぼありません。
収入やボーナスも景気に左右されずに受け取れる点や、退職金も間違いなく受け取れる点でも安定しているとみなされ、住宅ローン審査では有利になります。
公務員でも住宅ローン審査に落ちることはある?
住宅ローン審査で有利な条件が揃っている公務員ですが、それでも住宅ローン審査に落ちるケースはいくつかあります。
理由として多いのが、過去にクレジットカードの支払いや税金・社会保険料の滞納履歴があるなど個人の信用に関わる点で審査に落ちるケースがあります。
また、住宅ローンを組む際に加入する団体信用生命保険に、健康上の理由で加入できないとみなされた場合も、住宅ローンの審査が通りません。
収入に対する借入額が大きくなり返済負担率が高すぎた場合も、住宅ローンの審査に通りにくくなります。
どこの金融機関も返済負担率は一般的に25%程度に留めるのが理想とされ、40%を超えてしまうと審査に落ちる可能性が高いです。
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公務員が使える共済住宅ローンのメリット・デメリットとは?
共済住宅ローンとは、公務員の相互扶助や生活向上を目的として作られた制度で、一般の給与所得者は利用できません。
共済住宅ローンのメリットとしては、まず抵当権の設定や連帯保証人の確保が不要な点が挙げられます。
共済住宅ローンでは定年時の退職金を担保としているため、万一滞納が続いても物件が差し押さえられることはなく、連帯保証人や保証料の支払いも不要です。
一方のデメリットでは、共済住宅ローンの貸付限度額は勤続年数に応じて決められており、民間の金融機関よりも低い点があります。
また、金利が一般の住宅ローンよりも高い傾向にあるのもデメリットです。
借り入れをする際には、民間の金融機関の住宅ローンとよく比較検討することをおすすめします。
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